「飛ばないボール」だと打ち方も変わる
写真:現代ビジネス
打者の成長や成績はボールによって大きく左右される。球団によってバラバラだったボールを低反発の“ミズノボール”に統一した2011〜2012年は、その影響で歴史的な「投高打低」の傾向が見られたシーズンだった。 【写真】「張さん、もうやめましょう」…新人を驚愕させた球界の番長・張本勲の立回り 具体的な数字を上げると、2010年の総本塁打数が1605本だったのに対し、2011年は939本、2012年は881本へと激減したのだ。この結果を見ても、「飛ばないボール」が打者を苦しめていたことがわかる。 ただ、それまでが「飛ぶボール」の時代だったと考えることもでき、ホンモノの一流打者は「飛ばない」状況でも、安定した成績を残していた。 例えば、内川聖一や長野久義、糸井嘉男はこの状況でも3割以上を記録した。さらに阿部慎之助に関してはキャリアハイの成績を残した。 逆に投手の成績はインフレの傾向になった。そして、2013年に統一球の仕様が変更し、「飛びやすく」なったことで状況が変化する。 しかし2024年にはセ・パ両リーグで3割打者が僅か3人というNPB史上最少記録となり(※原文ママ)、前年比276本減となる974本塁打に留まるなど再び深刻な投高打低状態に陥っている。
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